色々な健康食品: 2007年11月アーカイブ

今話題のコエンザイムq10はメディアなどで話題になってからは一時的に入手困難な人気ぶりでした。
この話題のコエンザイムq10とは、どのような成分や効果なのでしょうか。

コエンザイムq10は、私たちの体を作る60兆個もの細胞の一つ一つに存在する物質です。
コエンザイムq10は、心臓、腎臓、肝臓に豊富に含まれています。その中でも心臓に最も多く存在しており、私たちが生きていくためのエネルギーを作り出す重要な役割を果たしているのです。

1950年初期頃にイギリスのモートン博士らによりコエンザイムq10の存在が発見されたのです。「コエンザイムq10」と名付けられたのは、それから7年後のことです。アメリカのクレーン博士らもこの存在に気づいたことからです。なんと、7年前のモートン博士の発見したものと全く同じ物質だったことがわかり、「コエンザイムq10」として知れわたるようになりました。それからも研究が進みました。

皆さんもおなじみの「日清製粉株式会社」が1967年になんと、世界で初めて大量生産の技術を確立したのでした。それが日本の企業だったという訳です。当初、コエンザイムq10は心臓病の治療に使われるなど、医療用薬品として活躍していたのでした。日本で製造法を確立したのにもかかわらず、現在のようにサプリメントとしてすぐに売られていたわけではないのですね。ようやく、2001年になってコエンザイムq10を厚生労働省が「食品」としての位置づけをしたのです。アメリカなどの先進国の国々でこのサプリメントの効果に期待が高まっていた頃でした。

実は日本産まれであったコエンザイムq10のサプリメントですが、発見されてから50年以上という長い月日が経ってしまいました。私たちが目にするコエンザイムq10とは意外と長い歴史を経て手にすることができるようになった日本生まれのサプリメントなのですね。

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